岐⾩⼤学附属病院 歴代病院⻑からの応援メッセージ

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4億円のキャッシュ不足から
13億円の黒字へ

中部国際医療センター名誉院長
元木沢記念病院院長
岐阜大学名誉教授

第11代
北島康雄先生

山田英脩先生は、私が岐阜大学病院長であった2004年に次の様ないきさつで知り合いになりました。
2004年まで国立大学病院であった病院の運営は年間運営予算を立て、それに対して文科省から交付金が入り、それが病院の全収入でした。
したがって、診療報酬はそのまま政府に納められ、支出予算を使い切るのみで、収支差額としての利益に係わる経営は行われていませんでした。
2004年4月から大学が法人化され、診療報酬は全額が病院の収入となり、運営交付金は一定額のみ交付されるようになり、赤字になれば自己責任ということになりました。その年岐阜大学病院は新築移転でその費用が膨らみ、年度末に4億円強キャッシュ不足になると分かったため、民間病院の経営手法を入れる必要性が生じました。
そこで、岐阜市内で毎日出勤(半日)して私と共に岐阜大学病院の経営を行うことのできる方を探した結果、山田先生を知ることになりました。山田先生には毎日病院経営企画課に机を設け、そこで仕事、私との質疑、また、大学病院教授会にも出席して教授を始め病院職員に対して経営の1から教育しつつ、病院経営指導をしていただきました(おそらく国立大学病院では当時最初で唯一と思います)。
その結果、病院の経営的大改革を行うことができ、その年は償却前収支では数億円、翌年は13億円の黒字になりました。岐阜大学の国立大学最下位グループから2位となり、以後上位を維持しています。
その経験から病院経営の1から10までに精通しておられると判断します。また、山田先生は人格的にも優れ、大変付き合いにくい大学の教授、公務員ともとても穏やかにコミュニケーションを取っておられました。その結果、在任中2年間で大学病院職員のマインドやカルチャーが変わったと思います。
このように病院経営を根本から理解され、経験されている会計士/税理士の方はいないのではないかと思います。
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山田英脩さんの飛躍を期待する

社会医療法人蘇西厚生会(松波総合病院)特別顧問
株式会社十六総合研究所特別アドバイザー
岐阜大学名誉教授・前学長

第12代
森脇久隆先生

山田英脩さん(公認会計士)は既に山田会計事務所を主宰し病院経営コンサルタントとして盛業中ですが、さらに次の展開として、「病院内部と一体化して組織の活性化を惹起することにより病院経営を脱皮させるコミットメント」という方向で会計事務所事業の深化を狙っています。山田さんと小生は20年を超えるお付き合いがあり、その経験からも山田さんの新しいステップが成功することを確信する次第です。
山田英脩さんとお付き合いが始まったのは小生が国立大学法人岐阜大学医学部附属病院 副病院長(2002-2006年)を拝命したときでした。引続き病院長時代まで(2006-2010年)病院の公的経営コンサルタントとしてもまた私的にも大変親密な指導を受けましたが、なによりこの時期の山田さんの業績は附属病院財務諸表の改革すなわち公会計様式から企業会計様式へ変革であったかと思います。これは公的組織においては大変な労苦を伴う一大事業であり今でも評価され続けています。また損益計算書・収支計算書のどこを見れば良いのかさえ分からなかった新米の小生に「まずEBIT-DA(Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortization=税引き前利益+支払利息+減価償却費)を経時的に見るよう」教えて下さったのもこの時期の山田さんでした。
小生は2014-2020年の間、国立大学法人岐阜大学長に就任し、毎月の附属病院経営会議に出席しましたが、この時期になると山田さんは単に大学病院の経営コンサルテーションにあたるのみでなく、国立大学病院の事業構造そのものを解析・理解し事業運営にあたるというスタンスが明確になってきたと思います。さらに大学病院という枠を大きく超え、高等教育自体についてよく勉強し、「我が国の高等教育がどうあらねばならないか」という課題に一定の見識を有し、特に大学構成員(教員、職員)と活発な意見交換を行い、必要に応じて現場にも出て情報収集を行われました。岐阜大学は2020年名古屋大学と経営統合を行い国立大学法人東海国立大学機構を形成、年間総予算規模1200億円と国立大学第3位の経営規模となり、機構監事も3名置きましたが、山田さんの先に述べたようにして培われた見識が機構全体の監事(財務のみでなく業務執行全般を監査する)就任につながりました。この指名には特に基盤的知識・見識の評価が大きく与ったと記憶します。
最初に述べた山田さんの今後に向けた志向は、まさに近年上記のようにして培われてきたご努力と経営をとらえる方向性が反映されたものと思います。山田さんの新しいステップアップに大いに期待するところです。
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山田先生を応援します!

朝日大学保健医療学部副学部長/教授

第14代
小倉真治先生

私と山田先生との出会いは20年ほど前になります。私が岐阜大学の救急・災害医学分野の教授に就任した直後に会議で精緻な財務諸表を目にしました。当時の北島病院長には病院経営について1から教えて頂いていたのですが、この諸表が当時病院長補佐だった山田先生の手になるものだと聞いて感心したことをよく覚えています。
その後、熱⼼な病院経営の伴⾛⽀援の姿を拝⾒して、人となりを深く知ることになりました。
常に豊富な知識と経験に基づいたあらゆる質問に対して的確な、アドバイスを頂きました。私も、大学病院長からNPO、株式会社、社団法人に至るあらゆる形の経営を引き受けてきましたが、どの形態の法人においても彼に適切なアドバイスを頂いて深く信頼しています。
山田先生を応援しております。

なお、第13 代病院⻑ 岩間亨先⽣(現岐⾩市⺠病院管理者)および第15 代病院⻑ 吉⽥ 和弘先⽣(現岐⾩⼤学⻑)は、それぞれ2024年現在公職者ということで応援メッセージは頂いておりません。